認知症を見分けるサインとは

判断力・記憶力の低下

認知症は早期発見できれば、その進行を遅くすることはできます。
ただし認知症を単なる物忘れと理解してしまう人も多く、みすみす症状を進行させてしまうケースが多いです。

認知症の中でも代表的な症状の一つに、記憶力の低下があります。
高齢者になるといわゆる物忘れも顕著になりますが、普通の物忘れとは異なります。

同じことを何度も繰り返すとか、どこにしまったか自体を忘れてしまって、盗まれたと言い出すようであれば注意です。
その他には何度も今まで通っていた道で迷子になると言ったケースも認知症の疑いが強いです。

判断力の衰えとしては、物を捨てられなくなるという調査結果が出ています。
読まない新聞を取って捨てられなくなる、自宅にペットボトルが山のようにとってある場合には要注意です。
それを今後使うかどうかの適切な判断ができなくなっていると考えられるからです。

皮肉が通じなくなるのも認知症のサインといえます。
普通であれば皮肉が本気で言っていることではないと判断できますが、認知症の人は真に受けてしまいやすいです。
その結果、軽い気持ちでジョークを言ったところ本気で怒られると言ったことが起こります。

これは脳の情報を処理する部分が変化していることに起因すると言います。
皮肉が通じなくなるほかには、嘘が見抜けなくなるとか詐欺に引っかかりやすくなるといった特徴も見られます。

急激に変化する

認知症を患うと、今までその人の持っていたキャラクターから急変します。
例えば今まで温厚だった人が、やたらと怒りっぽくなったとか、頑固になったなどの人格の変化が見られる場合には認知症を発症している可能性があります。

その他には味覚の急激な変化も、認知症によってもたらされている可能性が高いです。
甘いものをめったに食べなかった人が、やたらと甘いものを食べるケースです。

これは味覚や嗅覚、空腹をコントロールする脳の機能があるのですが、そこが変質していることによっておこります。
ひどくなると明らかに腐敗して変な臭いのするものも平気で食べてしまうケースも見られます。

あと身の回りのことに構わなくなるのも、認知症の症状といえます。
下着を替えなくなるとか、お風呂に入らなくなる、女性の場合化粧しないで出歩くと言った症状があれば、認知症のサインかもしれません。

気になれば相談を

認知症かも知れないと思ったのであれば、とにかく介護システムなどの専門家に相談してみることが大事です。
認知症の進行を抑制できるような薬もあります。
おかしいと思ったら、早めに対処することがその後の介護の負担を軽減できるわけです。

自分で悩みを抱え込まずに、周りの協力が得られるのであれば助けを求めることです。
認知症は高齢者になれば、決して他人事ではないと理解しましょう。